東京は約400年前徳川家康の江戸入府以来、日本の首都機能を持つ町として発展してきました。東京の名称は明治維新の際、江戸の町奉行所に代わって置かれた「東京府」をその発祥としています。明治以降は文字通り日本の首都として、政治、経済、文化などあらゆる分野の中心となっています。
面積が全国で下から3番目という狭い区域ですが、高低差は山岳から湾岸まで2000m以上あり、本土の他に小笠原諸島を含む島しょ部もあってバラエティに富んでいます。地勢と同様に都内の地域もそれぞれ個性的です。
皇居、官庁、大型企業の集中する千代田区を始め、区部は交通機関が充実し、大型商業施設や高層住宅が多く集まっています。
多摩地域は豊かな自然に囲まれた良好な居住区域であり、本土を離れた島しょ部では海の美しさが際立ちます。
第二次大戦の戦災によって壊滅的な打撃を受けましたが、戦後わずかな期間で驚異的な復興を成し遂げ、現在では1300万人を越える最大の人口を持った都市となっています。
オリンピックやバブル期の急激な開発の結果、ビジネス街や繁華街には高層ビルが立ち並ぶようになりました。その中でも戦前から続く江戸文化や下町情緒は消えることなく継承され、現代的な街並みの中で伝統芸能や歴史のある社寺の祭礼などを楽しむ事が出来ます。